インバータ省エネルギーへの提案

 

空調用ファンおよびポンプ省エネルギーの最適な方策として「インバータ制御」を提案します。

 


 ファン・ポンプの所要動力は

 回転速度の3乗に比例します

 動力 ∝ 回転速度3



A.モータ駆動にインバータを使用した場合

 送風機の風量制御を行う手段として、従来のダンパ制御(吐出側)に代えて、モータ駆動にインバータを使用して風量制御した場合を考えてみます。【下記 図-A-1参照】

○○○○○○○○イメージ

【図-A-1】


 次にダンパ制御の場合とインバータ制御の場合のモータ消費電力の違いを示します。【下記 図-A-2参照】

○○○○○○○○イメージ

               【図-A-2】

 

風量を80%としたとき、 インバータ制御は従来のダンパ制御に比べて 45%の省エネを達成できることがわかります。

上記より15kWのモータを考えた場合、電力料金を14円/kWhとすれば

  [1]ダンパ制御


  15kWh×0.97×14円×24時間×365日≒178万円


  [2]インバータ制御


  15kWh×0.5×14円×24時間×365日≒92万円


             ↓  ↓  ↓

 

 [1] - [2] = 省エネ効果 約 86 万円

 

 



B.ポンプにインバータを使用した場合

ポンプのモータ駆動にインバータを使用して流量制御した場合を考えてみます。

「図-B」に一般的な冷却水ポンプの構成図を示します。

従来はバルブの開度調整にて流量調整を行っていたのをインバータの回転数にて流量調整を行います。

冷却水ポンプは夏場と冬場では水の温度が変わります。

図中のオプションとして、熱電対センサー等を使用し温度制御にて回転数を制御することも可能です。

インバータは低回転でも高トルクが可能な為、揚程も大丈夫です。

○○○○○○○○イメージ

【図-B】



 <<制御方法>>

インバータ制御にシーケンサを使用する事により、高機能な制御を行う事が可能となります。

温度制御、タイマー制御、停電制御等目的に合わせた制御を行う事ができます。

もちろん、シーケンサ無しでの制御も可能です。

 

 

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